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「NGS現場の会」第五回研究会  告知ポスター

2017年9月29日

グラフィック社刊  竺 覚暁 著「図説 世界を変えた書物 科学知の系譜」のアートディレクション&デザインを担当させていただきました!

年度末進行でげっそり気味の3月初め、

編集さんより「古い学術書を集めている大学があるんですよ」と、電話が。
「それは……金沢工業大学さんですね。宇宙系の展示でたびたびクレジットに出ているのを見て気になってました」
「そうそう! 僕も展示を観て気になって調べてみたんですよ。
 例えば、マンガ描いたりCGを作る時に、本の中身は表現できても外側がどうなっているかの資料もないと思うんですよ。
 内容はもちろん興味あるけれど、展示されてた本の表紙とか見たくないですか?」
「み、見たい……ですし、作る前からこの本欲しい!」

電話が終わった後、早速イメージ作り用に取り上げたい本や本が保管されている貴重資料室の写真が届き、どんなデザインにしようかなとワクワクしました。

竺先生より

「本に書かれている内容については他でも紹介しているから、本そのものの美しさ、存在感、時代性、電子化されたものとの違いを出せるといいかな。

 "物としての本" を紹介したい」とのことで、
この本が本棚に置かれた時、手に取った時にどう感じてもらえるのか……しばらく考えました。
打ち合わせで伺った時、金沢工業大学さんがある金沢市は、日本の金箔総生産量のうち99%を占めると知り「至るところで金箔推しだった……これはもう ”金” で行こう!」と。
特色は「LR輝ゴールド」を使用してます。
帯はこの紙に図など書いてあるような雰囲気を出せたら……と、手触りのある紙をセレクトしました。
また貴重資料室は金沢工業大学の建築を設計した建築家大谷幸夫氏のデザインで、ゴールドとシルバーの壁も金沢の伝統工芸を意識したのだそうです。
ゴールド側の壁は最初のページの撮影で使わせていただきました。ここに並べてある本は全て掲載されている本です。

撮影の立会時に感動したのは掲載する本のリストを見て、司書さんが本を探し出すところです。
手袋をした司書さんの凛とした雰囲気。
一人が読み上げ、一人が探す。
この中から100冊も探し出すのは大変だろうなって思っていたら、あっという間に探し出してくださいました。
プロだなぁと。
しかも、資料室は低温でとても寒く長時間に渡ったのでダウンコートを着ていたのですが、司書さんは半袖でした……。

また、この本に掲載されている論文が、後にどのように影響を与えたのかという知の連鎖についても図で表しています。

2015年に大阪でイベントがあったんですよね [世界を変えた書物]展 人類の知性を辿る旅。

東京でも是非、開催していただきたいです。

撮影時、回ってきた170年以上前の学術誌は小さく、

「研究者の方々の様々な思いが、ここに詰まってるんだよね……」と、手を置き、その温度を感じてしまいました。

2017年10月発売予定です!

Amazonhontoで予約もスタートしています。


「NGS現場の会」第五回研究会  告知ポスター

2017年4月5日

2018年3月24日-28日に行われる国際天文学連合のカンファレンス
「Communicating Astronomy with the Public(CAP) 2018」世界天文コミュニケーション会議 2018 in 福岡のポスターデザインと、ロゴの改訂を担当させていただきました!

はじめに国立天文台 内藤誠一郎さんより、
「宇宙や天文学というよりは、各分野から人が集まる・共存するというイメージが欲しい。日本らしさ、開催される時期の福岡の季節感を出したい」とのことで、
日本らしさ=浮世絵を使った案、桜とジャパニーズ・ポップなイラスト案、桜色の銀河と国立天文台さんの江戸時代の資料を使った案などから、この案に決まりました。

ロゴは日の丸のイメージを重ね、2018年3月24日の20時-24時の星空の軌跡をステラナビゲータで描いていただいたものに合わせています。
ロゴ単体でも「日本らしさ、季節感」を出していけるようなものになっています。

イラストはいつかお願いしたいなーって考えていた、ちゃもーいさんの描き下しです!
内藤さんとのやり取りで、どんどんイメージが膨らんでいったのですが、
ユネスコの無形文化遺産登録に決定された博多祇園山笠の山車のように様々な宇宙・天文要素が積み重なるイメージと、
カンファレンスで集まり対話することが、ある意味ではお祭りなのかなと。
また、アジアの方が場所的に多く来て欲しいところもあり、
アジアの地域的な天文伝承として七夕伝説のモチーフを使用しています。

ちゃもーいさんのイラストから宇宙好き成分を感じとっていたのですが、
上記のように今回の要求がかなり大変だったので、上手くまとめてくださったことに感動しつつ、
「私も天文が好きなので、とても楽しく描かせて頂きました!!」というコメントに一安心しました。
桜吹雪と相まってちょっと宇宙に恋したくなっちゃいそうなイラストだなって思ってます☆

実はお話をいただいた翌日、CAPってなんだろ…と届いた資料を確認し「国際天文学連合」を検索したのですが、
「このロゴ見たことある!!! た、担当していいの!?」と、かなり焦りましたし、前回のムービーを見てえらいこっちゃと頭を抱えました。
また、2017年10月にオープン予定の「福岡市科学館」が会場と知って、
世話人の方々や福岡市科学館さんの気合いも感じました。

宇宙をどんどん進む山車が2018年の3月に向け、これからどんな軌跡を描いていくのか今から楽しみです。
一般向けの講演会(日本語)も予定されてるようですので、要チェックです!


「NGS現場の会」第五回研究会  告知ポスター

2016年12月28日

2017年5月22日ー24日に行われる、
「NGS現場の会」第五回研究会の告知ポスター、フライヤーのデザイン、ムービーのディレクションなどを担当させていただきました!

東北大学東北メディカル・メガバンク機構の荻島創一さんより、
「ぼんやりとテーマは " NGS技術が変える社会 " 、愛の次は社会じゃない?」
「グラスルーツ的に始まり、社会のいろんなところで使われるようになったことからフラットにしたいので、デザインでもフラットな感じを表現したい。」とのことで、

数案の中からこの案に決まりました!

WEBのデザインも合せていただきとても素敵になっています。


学会や研究会の講演者など、最初の告知の時に日付と場所以外は確定してないことが多いのそうなので、
「決まったことから徐々に情報を厚くしていきましょう」ということで、最初のポスターを作成しています。
今回の試みとして告知はWEBをメインに、ポスターにかかる予算をムービーへ。

ムービーは、いま存在しているモノからNGS解析するのとは逆に、ATGCの海の中から動物や植物ヒトが生まれていくことでNGSの多様性を。

ふと見渡すとATGCの世界が無限に広がっている……なんて考えてみたらワクワクして来たので、そこからスタートしてみました。
ブルーは海のイメージから来ています。

冒頭文字が消えていくシーンは、砂に書いた文字が波にさらわれ消えて行くように。
ちなみにムービーの中に出てくる塩基配列は「お花見メタゲノム」で解析されたリアルデータの一部です。
デザインパーツに命を吹き込んでくださったのは、スタジオkkの出口道子さんと松浦莞二さんです。

プログラム集は絶賛作業中ですが「前回以上のモノを作るとなると、いつも通りのイメージで変更できるとしたら……んー、仕様ぐらい?」と燻っていたら、
広報チームのみなさまと面白い方向へ進んでいます。
是非、現場=会場で受け取っていただきたいです。

 

次世代シーケンシング(NGS)は、膨大な数の遺伝子解析に欠かせない技術だそうです。
以前、ヒトとチンパンジーのDNAが99%共通で、どのくらいヒトの配列と似ているかというグラフィックを見て「こんなに違いが出るんだ!」と驚いたことがあります。
塩基配列を見てもムムムですが、こうしてゲノムの解析されたデータから可視化されると身近に感じますね。

まだまだ「NGS現場の会」第五回研究会の準備は続きます!


2016年6月15日

2016年9月29日ー10月1日に行われる、

第5回 生命医薬情報学連合大会(IIBMP2016)告知ポスター、バナーのデザインを担当させていただきました!



 

産業技術総合研究所の齋藤裕さんより、

「大会テーマの "ユビキタスな人工知能時代を先導する生命情報科学を考える" から自由にデザインして欲しい」とのこと。


「この "人工知能" はASIMOなどの人型ロボットではなく、大量のデータから学習して難しい問題を解いてくれるようなアルゴリズムや統計手法を指し、
例えば、化合物の構造 からそれが薬として使用できるか予測する、

遺伝子の多型からその人が病気になりやすいかを予測することを意味します」とのことでした。



 

「ゲノム情報」「タンパク質やRNAの構造情報」「代謝/PPIネットワーク図」を調べてみたら、
文字で見た以上に「あれ? わからないかも」と、かなり頭の中がこんがらがってきました。


脳型の集積回路から具体的な有益な情報や将来への期待感が感じられるもの、
DNAが抽象的に入っている未来推しのもの、
遠くで見ると「木」のように見え、近くでみたら生命情報科学なんだと、じっくり立ち止まってもらえるものの中から、この案に決まりました。



 

元々、キーワードの文字は英語でデザインしていたのですが、
「研究者以外の近い業界の人たちにも興味を持っていただきたいという思いがある」とのことで日本語を混ぜたものに。


ちなみにゲノムデータはヒトゲノムの一部です。

 



面白そうだなと思っていたら、なんと10月1日に「ヒト、菌、そして環境」をテーマにした一般公開講演があるそうです!


参加無料、予約不要です。 気になった方は是非!



 

自分の身体を作っているものだったり、


いま、自分が持っている情報なのにわかってない部分がたくさんあって、


そういう部分を人工知能に委ねるというのは、不思議な感じもします。


2016年4月5日

2016年4月19日に行われる、
京都大学 白眉センター 年次報告会・シンポジウム「〜自然を問う理系、人間を問う文系〜 研究の原点とは」告知ポスターをデザインさせていただきました。

京都大学 白眉センターの林眞理さんより、
「研究の原点を押し出したい」「白眉センターは様々な研究者の研究があり、ビジュアルとしてどうまとめるかが問題」とのことで、
こちらからは「とにかく "原点" が目に入るようなものにしましょうか?」とお話し、
いにしえから伝わる記述が古い布に書いてあるようなもの、「研究の原点」という名の本を開くイメージ、
原点という言葉からイメージした荒削りでストイックなものの中から、この案に決まりました。

背景の文字たちは、白眉で研究されている各カテゴリーになっています。

また「白眉センターってどんな風に見えてますか?」というなかなか答えづらい問いに、
「何かスゴいんだと思うのですが、正直どんな研究をやってるのかよくわからないイメージですかね……。」と伝えたところ、
「外部の方にも是非来ていただきたいし、面白い研究をしている人がたくさんいるので特に学生さんに来て欲しい」と。
「他の大学イベントプロデュースで感じたのは、英語になると同時通訳対応がない限り、敷居がかなり高くなる」
「年次報告会の表記は、内部の報告会と思ってしまったので、ポスターを見た白眉センター以外の大学の方や一般の方は参加しづらいのではないか」とお伝えし、
シンポジウムを付けることに。
これまでシンポジウムのポスターを担当する際「必要あるのかな? デザイン的にはジャマだな」と思ったりしていたのですが、
参加の垣根を低くするものになるのか!と、ハッとしました。

このシンポジウム、無料です!(要申し込み 先着170名)入退室自由
14時から18時までとかなり長時間ではありますが、
講演と講演の間になんと「全白眉研究者によるポスターセッション」もありますので、70人(白眉研究者68人+招待演者2人)の研究者の方々の原点を伺っていると、あっと言う間に時間も経ってしまいそうですね。

どんな好奇心から研究を始められたのか……気になります。


2016年2月16日

第6回 すばる望遠鏡 国際会議「The 6th Subaru International Conference in Hiroshima, Japan Panoramas of the Evolving Cosmos」

ポスターデザインを担当させていただきました!

初めに広島大学  宇宙科学センターの内海洋輔さんより

「 "すばる望遠鏡" と "厳島神社の鳥居" と "銀河像" をうまく重ねる感じになるでしょうか。かっこよくて、みんなの意識を引くようなのならいいと思います」という、
ふんわりとした難しい依頼があり、国際会議のポスターは開催地の土地のモノを入れ込んでいるものが多く、なるほどと。
 
厳島神社の鳥居の色と似たすばる望遠鏡の写真をセレクトし、日本らしさとして「昴」の漢字を入れたもの、

雪の宮島とすばる望遠鏡が捉えた、たくさんの銀河をリンクさたもの、

あえて広島をアピールせずアンドロメダ銀河と少し先の未来を感じさせるようなイメージのものの中から、

最終的にタイトルの「Panoramas...」にマッチしたこの案になりました。
線画は超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム)のCADデータを出していただいてます。
内海さんはこの開発に関わってらっしゃいます。

すばる望遠鏡は、遠方の銀河をみつけるというイメージだったのですが、

ダークマターの地図や、一つ一つが大きく見える比較的近くの銀河の形成史を探るのにも使われています。

以前、すばる望遠鏡の建設が始まった頃の「天文月報」のバックナンバーをを読んだことがありました。
当時の建設に関わっている研究者の方々の文章は、新しい望遠鏡ができること、新たな観測で研究が加速する期待と高揚感に包まれていて、
山頂で工事が始まったばかりのモノクロ写真を見ながら爽やかな気持ちになりました。

この国際会議でも、新しい研究成果が発表されるのでしょうか。
また、世界の大学や研究所にこのポスターが貼ってあることをイメージするのは面白いですし、胸熱です!


2015年11月9日

2015年12月12日(金)に行われる第21回アルマ望遠鏡公開講演会/大阪市立科学館スペシャルナイト『アルマ望遠鏡で挑む星と銀河の誕生の謎』
ポスター、フライヤーのデザインを担当させていただきました!
今回のイメージは、国立天文台チリ観測所の平松正顕さんより、
「宇宙を観る新しい眼ができたぞ、ということを押し出したい」とのことで、
実際にアカタマに行き南半球の星空を見上げているようなイメージや、
チリの砂漠っぽい色とアルマ望遠鏡色がリンクし、日本の12メートルアンテナのフレームが印象的だったのでそれを取り入れたもの、
観測画像を使って「アルマ新聞」に見立てたものなど数案から、
星空もアンテナもわかりやすく、アピール力も強い今回の案に決まりました。
QRコード部分はアルマ望遠鏡からデータを受信してる感じが楽しいかなと(笑)。

アルマ望遠鏡については、2014年の国立天文台特別公開のアルマ望遠鏡ブースで、研究者の方々にかなり詳しくお話を伺っていたので、

「電波干渉計キターーッ!!!」と盛り上がりました。
宇宙からの電波はとても弱く受信するためには、精度が高く大きなアンテナが必要になります。

大きなアンテナを作ることは出来るのですが自身の重みで反射鏡が歪み観測の精度が悪くなります。
そこで複数の電波望遠鏡を並べて得たデータ組み合わせ、一つの巨大な望遠鏡を作り出しているのがアルマ望遠鏡の仕組みでもある電波干渉計になります。
望 遠鏡が設置されているアカタマは標高5000mで、作業が大変だったんじゃないかと研究者の方に伺ったところ、

66台中の日本が設置した16台のアンテナ 信号を合成する高性能専用計算機の動作確認をする際、酸素ボンベを使用しながらの短い作業を何度も繰り返していたそうです。

平松さんは「天プラ」で、5年程前に、お名前を拝見しておりました。
「LSS扇子」を購入したときに関わっている人はどんな人たちなのかなと。
当時より「天プラは面白いものを作るなー。いつかサイエンスなグッズをちゃんとサイエンスに基づいて作ってみたいなー」と思うきっかけにもなりました。
夏に発売された『アルマ望遠鏡が見た宇宙』のカバーデザインもチェック済みだったので、
ご連絡をいただいた時は「あの平松さん……⁉︎」と、かなり驚いたと同時に嬉しかったです。
この本、アンテナの画像も観測の画像も多く、とても読みやすくわかりやすいのでオススメです。
ちなみに、これも天プラプロデュースの「銀河系で迷子になりそうな貴女のためのタイツ」は、
イベントで同じタイツを履いてる方と仲良くなり今も続いているので、銀河系で迷子になっても友達はできるようなので、きっと寂しくはないです☆

このイベント参加無料です。11月9日から申し込み受付開始(定員300名。先着順)です!
気になった方は是非!

前述の国立天文台特別公開で、ふとモリタアレイの話を聞いてしまい、あの方だったのか……と。
「森田さんはきっと名前付けらるなんて嫌だとは思うんですけどね」と、微笑みながら思い出すように話す、
一緒にプロジェクトに携わっていた研究者さんの横顔を見て泣きそうになりました。
様々な人の想いで2011年より動き出したアルマ望遠鏡、これからも原始宇宙や生命物質の起源など様々な謎を解き明かすのだと思います。

作業中に聴いていたACIDMANの『ALMA』いい曲です。


2015年11月8日

リターンも支援者のみなさんに届き、しばらたく経ちましたが、

鷲崎健さんのクラウドファンディングのリターン、アルバム製作記念同人誌『What a Pastaful Days~なんてスパゲティ日々~』のデザインを担当させていただきました!

本のデザインからの参加でしたが、でリターンが届いたという声がネット上にたくさんあふれていて、目に見えるカタチで喜びを感じています( #鷲崎大作戦 )。

 

お仕事の話が来たとき「クラウドファンディングから本の仕事が来る時代なんだなー、新しい!」と、ちょっと不思議な気持ちになりました。

打ち合わせでは二人の編集さんから熱いコンセプトを伺って、鷲崎さんの音楽の部分をフィーチャーしたアーティストブックを、

デザインはクールに、でも写真は楽しくということで進めました。

アルバム制作密着のページは、ついついこちらが笑顔になってしまう鷲崎さんの笑顔にあふれたページになっています。

 

クラウドファンディングで、これだけの支援金額が短期間で集まったこともそうですが、「鷲崎さんって、みんなに愛されてるんだなー」と、

原稿が入るたび伝わってきました。

 

支援の際に回線がパンクして繋がらず、リターンの個数も限りがありましたし、悲しい思いをした方々がかなりいたそうですが、

このクラウドファンディングでできたアルバムは発売もされたものの、

各所で売り切れたり、アルバムのデイリーランキングで1位になったりと話題が尽きなかったようです。

 

鷲崎さんが支援してくれた方や、これまで応援してくれたファンのみなさんに見て欲しいとフルバージョンで公開している曲のMVはこちら→  鷲崎健「What a Pastaful World ~なんてスパゲティ世界~」MV

かなりHappyな感じです♪

 

作業をしながらパスタがめっちゃ食べたくなったので、きっとみなさんもパスタ食べたくなるんじゃないかなと思います♪


2015年10月10日

自治体連携プロジェクト「柳沢吉保サミット」のポスター&フライヤーのデザインを担当させていただきました!

 

柳沢吉保、柳沢家に縁のある自治体の首長が全国各地から集い、未来のまちづくりに向けて新たなつながりを作るというイベントであると伺って、本当にサミットだなと。

制作する前にいくつか調べてみましたが、柳沢吉保の長男である吉里が大和郡山藩の初代藩主となり、その時に金魚や金魚職人をこの地に持ち込んだことから、

今の大和郡山の金魚養殖業へとつながっているということに驚きました。

遡ること1724年ですからあと9年で300年です!

きっとこの後も続くでしょうから、歴史的な人物のちょっとした行動が今へとつながっているだなんて興味深いものがあります。江戸時代に行って伝えたくなります。

 

担当さんより「ダーティーかつヒールなイメージを払拭すべく功績などを新たな視点から掘り起し、目指すは大河ドラマの主役に…みたいな夢を描いています」

という、熱いメールをいただき、本当にドラマの番宣みたいなポスターになったら面白いかなと、そのあたりを意識してデザインしてみました。

敢えて目線を外したものを……というのは担当さんのイメージでもあり、上下左右いろんなパターンの写真を各自治体の方にご用意いただき、

なかなかパンチの効いたポスターになったと思っています。


このイベント無料です(先着800人、要事前登録)。申し込みも始まりました!

将軍側近 柳沢吉保―いかにして悪名は作られたか―の著者、福留真紀氏の講演会とパネルディスカッションがあります。

気になった方は、是非、一緒に「いかにして悪名は作られたか」考えてみませんか?


新学術領域研究「太陽地球圏環境予測:我々が生きる宇宙の理解とその変動に対応する社会基盤の形成」ロゴ

2015年9月7日

新学術領域研究「太陽地球圏環境予測:我々が生きる宇宙の理解とその変動に対応する社会基盤の形成」のロゴを担当させていただきました!

太陽から地球への影響は、人工衛星が故障し衛星放送が中断したり、飛行機やGPSなど地上の無線通信にも障害が出ます。
「宇宙天気予報」はすでにISSの宇宙飛行士の船外活動の避難などに利用されていますが、
生活に密接に関わるものとして停電による被害と社会インフラへの影響です。
1989年3月にケベック州で起きた大停電のような影響は緯度の関係で日本では小さいと考えられてますが、
今年の3月18日、6月23日と、11年ぶりに北海道でオーロラが観測されたということは大きな磁気嵐が起こっている、とのことです。

ロゴのイメージは、太陽の様々な現象によって地球が受ける脅威を表現しました。
地球にかかる部分は「予測によって防ぐことができる」というイメージでもあります。

最初「ガツンと宇宙天気なイメージですよね」と伺ったところ「はい、ガツンと宇宙天気イメージです」と担当者さん。
他の新学術領域研究のHPを見てみると「シンボルタイプのロゴ+研究の名前」がセットになっていることが多いので、シンボルタイプのロゴに。
太陽嵐を地球の磁場が守っているところを模式図にしアイコン化したものや、
太陽からCMEが地球へ勢いよく飛んで来ているイメージを表現し略称「PSTEP」の「P」と重ねたもの、太陽フレアの磁力線の動きを二次元で表現し和風にしたものなど、数案の中からこの案に決まりました。

最初は「太陽から地球への影響」ということで、太陽嵐と地球の部分だけを表現していたのですが、
「嵐の原因となる太陽活動の予測からしなくてはいけないという主張を我々は持っているので、太陽は明示的に示したい」ということで、今のカタチに。
キランとしてるアイデアは担当者さんからですが、このキランはなんだろう思っていたところ「フレア爆発」と伺って、「あっ!太陽観測衛星SDOのあの画像かな?」と。

また、広報チームの方々からのコメントで「黒地の版が好みです。Tシャツも作るとか」というコメントは嬉しかったですし、
「CIRっぽい構造も見えますね」から「CIRっぽい構造って何!?」と。
ちなみに「CIR」は「共回転相互作用領域(corotating interaction region)」の略で、高速太陽風が先行する低速太陽風に追いつく領域のことだそうです。

何が起こっているかというと、速い太陽風が先に出ている遅い太陽風に追いつき、それがぶつかるところで太陽風の不連続ができ、衝撃波になるそうです。
それは地球への影響もあって、オーロラの原因の一つだと言われているそうです。

万が一に備え、太陽活動から今後の社会生活を守るため観測し予測する…… 3.11の震災での混乱がまだ記憶に新しいこともあり、考えさせられます。


雷を使ったポストカードを店頭で見たことがないので、作ってみたいなと。キラキラした紙に印刷します。
雷を使ったポストカードを店頭で見たことがないので、作ってみたいなと。キラキラした紙に印刷します。

2015年8月17日
学術系クラウドファンディング「カミナリ雲からの謎のガンマ線ビームを追え!」のリターンプランとグッズのデザイン、

プロジェクトのイラストを担当させていただきました!

アカデミストは研究費獲得に特化したクラウドファンディングサイトです。

「天文学のプロジェクト」で存在については知っていたのですが、こうして関わることになるとは思ってもみませんでした。

京都大学 白眉センターの榎戸輝揚さんよりプロジェクトの内容を伺って、

宇宙線といえば「超新星爆発による衝撃波」や「ブラックホールや中性子星のジェット」のイメージがあり、
光の速度近くまで粒子を加速させるには巨大な粒子加速器が必要なことは知っておりましたが、
身近な雷雲の中でそれが起きているなんて面白いですし、観測の結果がどうなるのかみてみたい!というワクワク感で、即協力することに。

プロジェクトのイラストを作る過程で、冬の雷雲は日本以外ではノルウェーの大西洋沿岸に限られた気象現象で、かなり低い高度で雲が発生することを知りました。
いただいた修士論文や資料を読んだり、
また自分で調べていくうちにイラストの雷の高さを低くすることを提案し、

わかりやすくするためには省きたいものの、間違いがあってはいけないので、何度も繰り返したやり取りは常に緊張感がありました。

リターンのプランやグッズについては、これまでのプロジェクトや他のクラウドファンディングサイトを参考にしました。
「こういうのが欲しい!」というグッズの中から実現できそうなものを数案出し、お二人にセレクトしていただきました。
キーデザインにしている「粒子加速の図と検出器の基盤」は、プロジェクトの説明には「粒子加速」そのものの詳しい説明はないので、それについてわかりやすい図を作り、

グッズのデザインにするのはどうかと提案しました。

榎戸さんが手描きしてくださった図をトレスし、理化学研究所の湯浅孝行さんが作成する基盤の図面の一部を組み合わせています。
イメージ的には、ボイジャーのゴールデンレコードのような感じで、

誰かが空けて見るわけではないのですが、粒子加速の図が描いてある基盤を検出器に入れて観測していたら、ちょっと楽しいかなと。ナットで留めてあるデザインはそこから来ています。

プロジェクトの紹介ムービーの撮影にも立ち会いましたが「もっと笑顔で!」「ここに聴いている人たちがいる感じで!」と、お願いし、何度か撮り直しています。
そのたびに「あーっ!」と、裏で練習をし直しているお二人からは想像できないような、素晴らしいムービーです。
ムービーの編集は担当してないのですが、以前、北陸の方に「雷の音を聞くと冬が始まるんだなって思う」という話を聞いたことがあり、
湯浅さんのムービーの草案を拝見し「ここに入ったら凄くいい!」と思い、"雷の音" を入れていただきました。
その後プロフィールを読んで、湯浅さんが石川県のご出身と知り、ちょっと恥ずかしかったです……。

いよいよ本日スタートです。
研究に興味を持った方はもちろん、グッズが欲しいなーと思ってくださった方も、是非一度、サイトを訪れてみてください☆

 


2015年 全国同時七夕講演会「七夕の夜は宇宙を見上げて」

2015年8月11日

東京工業大学 工学院 システム制御系 システム制御コースのパンフレットのデザインを担当させていただきました!

「システム制御を表現する……?」まずはそこからでした。
大 学に伺うと学生さんがロボットのような機械を作ってなにやらテストしているイメージがあったので、ロボットとつながるイメージでデザインしていたのです が、

途中から「動きをデザインする科学が制御である」ということが見えてきて、「つながる」部分は残し、今のデザインになっています。

また、ブルーは「東工大のスクールカラーを生かして欲しい」ということで、文字色などは合わせてます。

倒れずに動かすということや、動きながらカタチを把握する、音を聞き分けるなど、

人間の動きはこんなに沢山の感覚や行動の過程を経て、なめらかに動いているのかと改めて感心しました。

「IDCロボットコンテスト」も取り上げられているのですが、写真をセレクトする時に「どれが東工大生チームなんだろう」と、ちょっとわからず、

運営サイトに「世界中から集まった大学生たちが、数人にシャッフルされたチームを結成しロボットコンテスト優勝を目指します」と書いてあるのをみて、

写真の中のみなさんはとても充実した顔をされてますが、なかなか大変なコンテストだったんだな……と。

このパンフレット、先日のオープンキャンパスで、ほとんど配られたそうです。

当日の様子の一部もサイトで取り上げられてますが(パンフレットもチラっと写っています)なかなか面白そうなので、

パンフレットも共に心に残ったらいいなと思います。


2015年 全国同時七夕講演会「七夕の夜は宇宙を見上げて」

2015年6月25日

2015年7月31日(金)に行われる2015年 全国同時七夕講演会「七夕の夜は宇宙を見上げて」のポスター、フライヤーのデザインを担当させていただきました!

2009年の世界天文年からスタートした「全国同時七夕講演会」は、

7月7日の七夕の日を中心とし、その前後の期間にわたり、全国各地で同時に天文や宇宙の講演会を実施するというイベントです。
この講演会は「国際光年2015」国内イベントにも登録されています。

国立天文台の柏川伸成先生よりお話があり、今回のテーマが「七夕から暗黒物質まで」ということで宇宙の組成の23%を占めていると言われる暗黒物質(ダークマター)ですが、

目には見えないですし、イメージをどうしたらいいか伺ったところ

「不思議で、謎で、妖艶な感じ? だけど七夕の安心感もあるような感じにしていただければよいと思います」というなかなか難しいオーダーに、

ダークマターの分布を計算するための粒子同士の相互作用を計算するための式を入れた案や、物質と反物質をイメージしたもの、東京の町並みから宇宙を見上げているものなど、

数案出して決まりました。

採用された案はパッと見に「今回のテーマは暗黒物質なんだ」とわかるようにしました。
とはいえ、七夕っぽさも必要かなーと、夏の大三角形を。織姫星がこと座のベガ、彦星がわし座のアルタイルになります。

2つの星の間は14.4光年ほど離れていて、光のスピードでも約14年半かかってしまうと知り、ちょっとショックでした(「七夕について教えて」より)。
「入場無料」部分がカクカクしてるのは、「多様体」を少し意識してみました。
背景の画像は、理化学研究所計算科学研究機構のスーパーコンピュータ「京」と、国立天文台の「アテルイ」を用いた、

宇宙誕生から138億年後(現在)のダークマターの構造形成の大規模シミュレーションの解析結果を使用しております。
デザインを考えながらこの「The ν2GC simulations」のダークマターが途方も無い時間をかけて重力によって集まって行く進化を見ていたのですが、

いま起きている日々の雑多な悩みなど、ちっぽけに思えてきました。

この講演会、入場無料(7月1日より申し込みスタート! 定員500名)です。
講演後、講師の村山斉さん[東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)機構長]に、宇宙のことを質問できる時間もあります。

2011年秋に柏川先生とお話した際、1週間前までデザイナーを探していたと伺って「天文・宇宙業界にデザインが入り込める余地ってあるんだ!」と心躍りました。ビッグバンが起きた瞬間でした。
先生にとっては何気ない一言だったと思いますが、科学の世界に踏み込むきっかけと勇気をいただきました。
数年間忘れずに、このようなお話をいただいたこと、とても感謝しております。

 

追記:このポスター、近隣のJRの駅にも掲示予定とのことです☆


2015年6月4日

2015年6月17日(水)−19日(金)京都大学 人文科学研究所で行われる
「International Workshop on Traditional Sciences in Asia 2015: An Interdisciplinary Investigation into Overlapping Cosmologies(アジア伝統科学国際ワークショップ2015:古今の宇宙観)」

告知・公開講演会のポスター、フライヤー、バナーなどの、デザインを担当させていただきました。

この国際ワークショップは、歴史系研究者と自然科学研究者が集まり、「古代の宇宙観」と「現代科学」の宇宙観が、時空と空間を越えどのように交差するのか探る会議だそうです。

お話を伺ったとき、デザインのやり取りをする担当の方が海外出身の方と聞き、ちゃんとカタチに出来るのか不安になりましたが、
京都大学の磯部さん山下さんが間に入ってくださり、広報担当のジェニファーさん、主催者のビルさんのお二人は日本語が上手だったので、その不安も吹き飛びました!
とはいえ、急ぎのやり取りはジェニファーさんと進めますので、日本語と英語を交えながら(こちらは日本語ですが)、
担当さんのイメージを理解したことや、こちらが必要なものを簡潔に伝えるのが、普段の仕事と違うので少し時間がかかったところです。

今回のイメージは、ジェニファーさんより「同じ写真を違う視点から見るというシリーズを数枚並べたい」ということでした。
これは並べたらインパクトあるだろうなとワクワクしつつも、宇宙の素材を対峙させるにはどうしたらいいか……なかなか難しかったです。
銀河と木星の上にある図は、大将軍八神社に収められている陰陽師の書き残した資料から作成しています。
図を見ただけですが、地は丸くその上に人が立ち、天があるという考え方が、こんな昔から日本にあったんだと衝撃を受けました。
ちなみに「Arts」は現代的な意味の「芸術」ではなく、Liberal Arts(文法学・修辞学・論理学、算術、幾何、天文学、音楽)を意味します。

エスペラント語の研究もされているビルさんが、デザインさせていただいた「宇宙計画研究室 Kosmo-Rondo」のHPを見て、宇宙人類学など学際的な研究をされている磯部さんと繋がったそうです。
また、ワークショップの打ち合わせした時に「このフライヤーを作ったデザイナーを知ってますか」と、
『宇宙にひろがる人類文明の未来 2015』のフライヤーを持ってきてくださったと聞き、とても嬉しかったですしデザインで間接的に繋がったのは面白いなーと。

一般向けの公開講演会「時空を超えて交差する宇宙観」無料ですが要予約です(50名)! こちらは日本語で行われますので、ご安心を(笑)。

いにしえから続く天文観測の中心地の一つである京都で、どんな議論が飛び交うのか……楽しみですね☆

 


名古屋大学 太陽地球環境研究所 一般公開 告知ポスター

2015年5月8日

2015年6月6日(土)に行われる、名大祭  研究公開企画  「名古屋大学 太陽地球環境研究所  一般公開 」告知ポスターデザインを担当させていただきました。

 

オーロラを題材にしたお仕事は、何度か担当させていただいてるので "かなり作りやすいはず!" と思ったのですが、

研究所は様々な研究をしてますし、細かく説明するのは楽なのですが「こういうことやってるんだ!」と、

パッと見た瞬間に一般の方にもわかるようにするには、どうしたらいいのかが難しかったです。

太陽も地球も丸く、大陸も丸い。

宇宙から地球の大気に伝わってくるもの、地球の大気に地表から影響を与えるもの……そんな繋がりが伝わったらと。


他の案は粒子が降っているようなものや、それぞれの現象が高度何kmくらいで起こっているのかを表現したものを作ったのですが、この案になりました。


ポスターに使用しているオーロラの画像は、太陽地球環境研究所の野澤悟徳さんが、

2007年2月27日午後8時ごろにノルウェーのトロムソ(北緯69.6度:この緯度は、南極の昭和基地とほぼ同じ)で、撮られたものです。

このオーロラはディスクリートオーロラ(カーテンや弧のように見えるはっきりしたオーロラ)と呼ばれるものだそうです。

150枚近くあったので「どれが一番オーロラっぽいかな」と、いろんな表情のオーロラを見ながら唸っておりました。


昨年、一般公開に参加したのですが、各階ごとにいろんなテーマがあり、実験もたくさんあってワクワクしました!

施設はもちろん特別講演会も入場無料ですし、事前申し込み無しでお話が聴けます。

 

このポスター、学内はもちろん名古屋市内の全中学、高校、図書館に配布されるそうです!!!


会場で仲良くなった進路に悩んでいる理系の大学を目指す女子高生。

ちょっとクールな彼女は一人で参加していて、研究者の方々に質問や、大学に進んだらやりたいことなど相談してました。

この一般公開がきっかけで、近くにあるサイエンスに目覚めたり、研究所でその道を目指す人が出てきたら……うれしいですね☆

 


JOY of AGING VEGEO VEGECO Style

2015年4月17日

宝島社刊 寺本りえ子著『JOY of AGING  -VEGEO VEGECO Style-』のアートディレクション & デザインを担当させていただきました!

 

料理ページのデザインをデザインしたことはありましたが、ライフスタイルを含めた料理本を撮影から立ち会ったのは初めてなので、

お話をいただいたとき、とてもわくわくしました! それと内容を伺って「本が終わる頃には健康になれそう」と(笑)。

ほぼ(1名以外)、女性だけの現場も初めてだったので新鮮でした。

 

早朝から撮影がスタートし、どんどん料理ができて行くのですが、その間、表紙にもなっている美しい野菜たちや、寺本さんのお気に入りの道具を撮影。

見た目にもおいしそうな料理を前にオナカを鳴らしながらの撮影立ち会いは、なかなかの苦行でしたが、二回もおかわりしてしまう程おいしかったです♪

人物撮影の時はあまり決め過ぎないようにしているので、撮ラフを全ページきっちり作ったのもいい経験になりました。

 

全体的に「洋書のようなイメージで」ということで、こんな感じになってます。

カバー無しの表紙というのは初めてで、編集さんからの提案に「いいですね! やってみたい!」と。

紙は「コラボファインW」という板紙で、箱などに使われる厚い紙です。

中の紙は「Hiらふらんす」という微塗工紙で、本になった時に女性が持ち歩きやすい軽い紙になっています。

 

仕事を頑張る女性は自分のことや健康について後回しになりがちですが、

寺本さんも音楽アーティストとして忙しく活動されてましたし、そのあたりのこともこの本に書いてあり(対談もあります)、

野菜や料理だけではなくストレスとの付き合い方や、今から簡単に始められることについて書いてあるので、この本を読んでるだけでも気持ちが楽になります。

 

ここから中身が少し読めますよー。

 

楽しみながら年を美しく重ねる……肩の力を抜いてのんびり読みたい本です。

 


「異能バトルは日常系のなかで」スペシャルイベント黒焰に導かれし者達の宴(ダークネスカーニバル)パンフレット

2015年2月15日

テレビアニメ「異能バトルは日常系のなかで」スペシャルイベント黒焰に導かれし者達の宴(ダークネスカーニバル)

イベントパンフレットのデザインを担当させていただきました!

 

テーマは「厨二病で、異能っぽくPOPな感じで、お願いします」……んっ!? 「担当さんの言ってることわっかんないよ!」状態でした。

撮影場所のセレクトから担当させていただきましたが、カメラマンの山本さちこさんが素敵な写真を撮ってくださいました♪

声優のみなさん仲良しで、現場も " ほんわか + キャッキャッ " しておりましたが、いざ撮影が始まるとプロの顔に。

ソロカットの時は少し緊張感があるのですが、みなさんで会話している時は普通の女のコになってお話してましたよー。

それから黒板に描いていただいた「絵」! お願いしておいてなんですが多芸ですよね!線に迷いがなく、さらさらと描いてくださったので驚きました!

岡本さんは「厨二っぽく」ということで、それっぽい本を持っていただきました。 ※読み易い本なのでオススメです。

ポージングをこれまで見たこともないくらい、いろいろ変えてくださったのでスタッフ一同大盛り上がりでしたが、やはりカッコ良いものにしました。

クレジットのところで使っている岡本さんの写真は、異能なのか軌跡の一枚が(笑)。

写真をセレクトしながら「瞳に吸い込まれそう///」と、キュンキュンしてしまったので、ファンの方もきっとキュンキュンしてくれるといいなーと☆

あまり先入観を持って現場に立たないことにしているのですが、お会いした後にアニメの声を聞いてみると、

みなさん普段と全く違うので感心してしまいます。


イベントロゴは、「厨二病っぽさ」にも慣れた最後の方で作業したのですが、

若干、控えめなものと2パターンのうち「厨二病っぽい方がいいです。こっちで行きましょう(笑)!」と、サクッと決まったので、だいぶ「わかる」ようになったのかなと(笑)。

それにしても、イベントパンフレットって豪華ですよね。表紙は描き下しですし、声優さんの手書きメッセージやサインもあったので「こ、こんなに素材があるの!!!どこに入れよう!!!」と迷いました。

監督さんや音楽担当さんの濃いインタビューも面白くて、このパンフレットを見てからアニメを見直すと、また違った見方になるだろうなと読んでいて感じました。

ここでSAMPLE画像を少し見ることができます。

 

デザインのイメージ作りとして見た「鳩子ちゃんのあのシーン」……一発撮りというのもスゴいのですが、感情の高ぶりとともに台詞を話し続ける演技……衝撃的でした。

2分半なのに10分くらい見ていた感じです!


『nature 科学 未踏の知』

2015年1月27日

2015年1月31日発売、実業之日本社刊
『nature 科学 未踏の知』地球(地球文明)・環境・宇宙
『nature 科学 系譜の知』バイオ(生命科学)・医学・進化(古生物)
『nature 科学 深層の知』物理数学・物理化学・工学・ロボット
装丁を担当させていただきました!

 

遡ること2012年の秋、ムーブエイトさんのご紹介で、編集部に伺ったとき、

「わたし最近、宇宙が来ておりまして…」と、数少ない宇宙な作品を見ていただいたところ「実は、宇宙の本作ってるんですよ!」と編集さん。

しばらく編集さんが作られた本や、サイエンス話で30分くらい盛り上がり、

「今、この本の続編を考えていて……」と見せてもらった「知の創造」を見て「ん!? nature……って、あの!?」と思わず確認してしまいました。

もし、本当にこの本を担当することになったら宇宙だけではなく、他の分野も知らないといけない、これは大変なことになる……と、

不安になりつつも身体中が熱くなりました。

 

それから二年が経ち、宇宙以外のサイエンスカフェやシンポジウムにも参加し、少しずつイメージを溜め込んでいたところ、2014年の9月頭にいよいよ動くと連絡が!

デザイン出しまで一週間(!)だったので、かなり焦りましたが、

各「知」のタイトルが目立つ案、「知の創造」のようなイラスト案、これからも探って行くという期待感を紙の素材感で出したもの、そして帯で語るパターン……結果、現在のカタチになりました。

帯の幅を決めるとき「この白い部分は黄金比になっているので、幅はこのままで行きたいです!」と、編集さんと話したり。

 

シンプルなデザインにした分、カバーの紙は少しだけキラキラした紙にしています。これは新しいものに挑み続ける研究者の方々が纏う煌めきを表現しています。

ちょっと厚い本なので、読者の方々とこの本は長く時間を過ごすんだろうなと、触り心地も含め紙にもこだわって作っています。

また、図書館に置いてもらうことも考え、カバーを取って読んでいたら「あの本はなんだろう」と周りの人が思うような表紙にしましたので、是非、カバーも取って見てみてください!

 

各記事の紹介ページは他のデザイナーさんが担当されてますが、それ以外、扉や目次をデザインしております。

目次ですが、

『未踏の知』は、カバーまわりが宇宙ぽかったので、目次の下のイラストは地球のイメージで。

『系譜の知』は、生物の系統樹の一つの形、人類進化、染色体から二重らせん。

『深層の知』は、中性子、基盤や歯車を。

各章扉はいろんなパターンを出してみたのですが、セレクトしている間、膨大な量のさまざまなモノが美しいバランスで繋がり、いま生きている世界があるんだなと感じました。

 

前作から15年、この次もまた10年、15年後になるかもしれない……きっと、どんどん新しい結果が出てサイエンスの世界も変わって行くのでしょうね。

 


京都大学 宇宙総合学研究ユニット シンポジウム「宇宙にひろがる人類文明の未来 2015」ポスター

2014年12月11日

2015年1月10日(土)、11日(日)に行われる、京都大学 宇宙総合学研究ユニット シンポジウム「宇宙にひろがる人類文明の未来 2015」

ポスター・フライヤーのデザインを担当させていただきました。

なんと今年は地下鉄の車内でこの広告が見られるそうなんです!

 

今回のイメージは…… 京都大学学際融合センターの磯部洋明さんより、

「やっぱり人だよね」と、宇宙人類学研究会のお話や、今回のシンポジウムで取り上げたいという、なかなか興味深い内容を伺い、

「人と宇宙といえば、今年はやはり "火星移住計画" ですかねー。京大さんで火星を観測していたりしますか?」

「そういえば宮本正太郎の……」と、見せていただいたサイトに、『変動する宇宙の姿―京都大学の宇宙世界―』という気になる動画があり、

この中で紹介されている "火星図" を見て「これは!」と意気投合し、動画の企画・構成を担当された、

宇宙ユニットのメンバーでもある山下俊介さんに、その日のうちに手配していただきました!

ちなみにこの動画の中の "太陽の磁気流体シミュレーション" は磯部さんのものだったそうで、

「あっ!これ僕のシミュレーションです」と驚いてらしたのですが、その様子にわたしも驚きました(笑)。

 

背景に使われている「海老沢火星図, 1957-1959.」ですが、当時最も精密な火星図のひとつとして世界中の火星観測者に使用され、国際的に高く評価されたものだそうです。

倒立像のためスケッチ上が南極方向となっています。画用紙3枚に書かれているというのも驚きです。

 

また、火星は2年2か月ごとに地球に接近するので、2010年から2022年までの最も近づく位置も表しています。

三日月に見える天体は、火星図だけではわかりにくいかなーというのもあり、ただ "火星、火星したくない" ので、よく見たら月じゃなくて火星だったという程度にチラっと使用しています。

採用された案以外にも、以前、磯部さんからパンチのあるイメージの提案があり、面白そうなので「ダメもとで作ってみましょうか?」と作った案や、

もう少し火星だとわかりやすい案など数案出した中で、最終的にこの案に決まりました!


今回は「宇宙研究のひろば」と題して、高校生、大学生から京大の研究者、宇宙企業の方まで、様々な人が一緒に宇宙に関するポスター発表をし、

参加者は研究者たちと直接話せるという新しいスタイルになるそうです。いつも通りの講演者によるシンポジウムやパネルディスカッションもあります。

この学術シンポジウム、無料です!(要予約)今回も当日の会場の様子がUstream中継される予定とのことですが、質問したい方は是非会場へ!

 

少しだけですが前回のシンポジウムの様子を画像にて紹介しております。最初に描いていた "宇宙で生活するイメージ" は漠然としておりましたが、

このシンポジウムを通じて "人類が宇宙へ行くきっかけは何だろう" と、日々考えてしまいます。

 

2015年1月6日 追記:

「膨張する宇宙デザイン」と題し、なんとポスター発表することになりました!

一番多く質問される「どういうきっかけで宇宙な仕事を始めたのか」宇宙ユニ ットシンポのポスターをはじめ、

これまで担当したデザインが生まれるまでの思いや研究者の方々との当時のコメントを交えながら紹介します。科学をわかり易く正しく伝えるためのメモ書き「宇宙ノート」も展示します。

この発表者リストと内容を見て、むしろ質問をしに伺いたい気持ちでいっぱいですが、

デザインについてはもちろん、宇宙な研究者さんとの関わり方などに興味のある方、是非、遊びに来てください!

新作のプレ展示もありますのでー。ムフフ☆

 


2014年10月22日

奈良県大和郡山市「第3回 水木十五堂賞 授賞式」のポスター&フライヤーのデザインを担当させていただきました!

 

水木十五堂賞 授賞式ポスターは第1回から担当させていただいてまして、毎度なかなか面白い方が受賞されるなーと、

送られて来る資料を見ながらデザインしています。

今回も受賞者である、四代目 市川猿之助さんが蒐集されている浮世絵のこと、そのきっかけなどを伺って「素晴らしい!熱い!」そんな気持ちになりました。

 

「賞のイメージが定着するまでは同じ雰囲気でいきましょう!」と、これまで市の方と話していたのですが、

しばらくして「変えた方がいいかもしれない」と、お互いに考え始め、数案出して、結果いい感じにまとまりました!

 また、歌舞伎役者であるとはいえ、猿之助さんのHPから「ちょっと派手な感じもいけるかも!」

「街中のクリスマスのポスターに負けないように!」というデザインまとまりました。

 

先日、実際に猿之助さんの歌舞伎を拝見し、かなり衝撃を受けました。

舞台の演出も凄かったのですが、男女なく演じ分ける姿に、もう何が本当なのかわからなくなりました。

 

さて、この授賞式……なんと参加無料です! 11月6日(木)より、申し込み開始です(先着 900名まで)。歌舞伎も熱いですが、講演で語られる熱い想いも是非!

 

座談会のパネリストの方と、どんな舞台を作られるのか、今から楽しみです。

 


2014年5月19日

国立天文台 ヴァーチャル天文台プロジェクト「JVO (Japanese Virtual Observatory)」のロゴデザインを担当させていただきました!

宇宙と生命の起源をイメージし、数字は二進数で「JVO」を表しています。色は国立天文台のブルーを基調にしています。

国立天文台の大石雅寿さんよりお話があり、ネット接続されている世界の天文データベースなどを接続し、

世界中で使えるようにするヴァーチャル天文台プロジェクトのロゴであることから、

「デジタルユニバースも表現したい」、「他のVirtual Observatoryのイメージとは違うインパクトが欲しい」、

「日本らしさも出したい」とのことで、

ブラックホールや富嶽三十六景の富士山など、プロジェクトメンバーのみなさんとの打ち合せは、遠い銀河まで広がり戻って来られなくなるほどでした。

ジェットを使ったもので行きましょうとのことで、抽象的に表現したものや、

マーク的にしたジェットの円盤の上下で、赤方偏移(さくら色のイメージ)と青方偏移を表したものなど、最終的に数案をまとめたような案になっています。

このジェットのらせんについて、わたしの手描きイメージをお伝えしたところ、メンバーの方より専門的な説明が、数十分後(!)にガガーッと届き、

ジェットの軌跡としてのらせん、もう一つはジェットを支えている磁力線のらせんの2つが存在し、

両者は全然スケールが違い、磁力線のらせんはブラックホールに非常に近い部分、ジェットの作るらせんはブラックホールからずっと遠く離れたところにあることを知りました。

「ガスがジェット状に噴出するためには、ガスが広がろうとするのを阻止する力が外から加えられている……ん?」
手を使ってねじったり広がりを抑えたり……と、イメージしていたのですが、可視化することは大変だけれど大事なんだなと改めて思ったり……。
このジェットのらせんとDNAの二重らせん構造が重なり、アストロバイオロジー(宇宙における生命の起源、進化、伝播、および未来)にもつながりました。

ロゴと共に新しくなるサイトの操作画面を見せていただいたのですが、なかなか素敵で9月頃に公開予定とのことです。

磁場っていろんなところにあるのですね。またひとつ繋がって、わたしの中の新しい宇宙も広がり続けています!

 


CD付き 子どもに聞かせる世界の民話

2014年5月16日

しばらく更新が滞っておりました!

実業之日本社刊 矢崎源九郎 編 「CD付き 子どもに聞かせる世界の民話」の装丁を担当させていただきました!


この本は1964年に出版された「子どもに聞かせる世界の民話」を、テーマごとに分け、読み聞かせCD付きで4冊同時刊行されています。

 

コーディネイトしてくださったムーブエイトさんから、このお仕事の話が来たとき、嬉しい反面ちょっと複雑でした。

子供の頃、藤城清治さんの影絵も含めて好きだった本なので、元の本が消えてしまうわけではないけれど、変えたくないな……と。

 

そんなもやもやした気持ちは、寺田順三さんから届いたイラストをみて、どこかへ消えてしまいました!

ちょっと不思議だけれどかわいい動物たち。ラフデザインを活かして、かわいい裏表紙も用意してくださいました。

子供ながらに印象的に残っている装丁だったということは、同じように心に残る子供たちがいて、もしかしたらわたしのように、

将来本を作る仕事に就く子もいたりして……そんな風に思いながら紙はもちろん、花布、しおりを選んでいます。

 

最初に触れるカバーは、子供達の読む本ですし、汚れなどを防止するためにPP加工をしないといけないのですが、

手に取って読む本だからこそ、どうにか素材感を残せないかと、「帯は加工せず、そのままにして欲しい」と伝えたところ、なんと版元さんがニス引きに!

帯にニス引き!?と、かなり驚いたのですが、汚れの防止にもなりますし、触った時のやわらかさがちゃんと残ってるので、この白い帯を諦めないで良かったです。

 

見返しは船に乗ったり、風で届くような波を感じさせる紙を、化粧扉はここから始まる異国の物語への入口を砂漠の砂が煌めくような紙に。

 

立ち寄った書店で第2集が他のより売れているので「どうしてかな?」と思ったのですが、収録されているお話をみて「なるほどー!これは読みたくなるお話かも!」と笑顔になりました。

家にあったのかな、図書館にあったのかなと、懐かしい記憶をたどる旅に出てしまったこの本。

是非、書店で手触りも感じてみてください。

 


京都大学 宇宙総合学研究ユニット シンポジウム「宇宙にひろがる人類文明の未来」

2014年1月16日

2月1日(土)、2日(日)に行われる、

京都大学宇宙総合学研究ユニット シンポジウム「宇宙にひろがる人類文明の未来」ポスター・フライヤーのデザインさせていただきました!

 

今回のイメージは……

京都大学学際融合センターの磯部洋明さんより、「人類が宇宙で生活するその先の文明だから……やっぱり人かな?」と。

その時に「こういう感じですか?」と提案したものが、

磯部さんが言い出すか迷っていたものだったそうなので「おおっ!気になってましたかっ!」と。

 

また「未来や文明というキーワードを元に、宇宙らしいテイストが伝わるような幾何学的な模様で作って欲しい」ということで、

"アルキメデスの平面充填" や "13:8の葉序"、

"太陽を中心として見た金星と地球の軌道を数日毎に結んだものを8年間続けた図" など考えてみたのですが、

いまひとつピンとこなかったので「アドバイスをもらおう!」と。

京都大学宇宙総合学研究ユニットの渡邉皓子さんより提案していただいた、フラクタルっぽい図を使ってデザインし、なかなかいい感じなものができました。

 

今回は「高校生や大学生など若い世代にも気軽に来てもらえるものにしたい」とのことだったので、いくつか案を出した中で、最終的にこの案に決まりました!

 

ここで使われている「アンドロメダ星雲」ですが、1924年1月5日に京大天文台(現 吉田キャンパス内)にて撮影されたものだそうです。

「昔、天文台が近くにあった場所で、これからの宇宙や文明について考えるって面白い!」と思いながらデザインしておりました。

 

なんと、この学術シンポジウム、無料です!(要予約)当日の会場の様子はUstream中継される予定とのことですが、質問したい方は是非会場へ!

 

それと、磯部さんのHPもデザインを担当させていただきました。

ナビゲーションメニューの日食アイコンは、トルコでの皆既日食のデータ(2006年)を使用しております。

デザインするにあたって伺った、「これからの磯部さんは、どうありたいのですか?」いただいた答えは……きっと理想ではなく、現実にされるのだろうと思いました。

微力ではありますが、このデザインもその一部として機能してくれるといいな、そんな風に考えています。